当第1四半期連結累計期間(2023年11月1日から2024年1月31日まで)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の分類が5類感染症へ移行したことに伴い、国内外の社会経済活動も一段と正常化が進んでまいりました。しかしながら、依然として各国との金利差による円安の進行や中東における地政学的リスク等、国内外の経済に与える影響が懸念され、先行き不透明な状況が続いております。


 ウェディング業界におきましては、2023年の婚姻件数が48万組(厚生労働省「2023年 人口動態統計速報の年間推計」)と前年と比べ3万組減少しており、結婚適齢期人口の減少を背景に、挙式・披露宴件数は緩やかに減少傾向にあるものの、ゲストハウス・ウェディング市場は概ね底堅く推移しております。


 このような状況の下、結婚式に対する価値観の多様化が広がるなかで、当社グループは「ご縁ある人々の笑顔と幸せのために行動し、挑戦する」という経営理念に基づき、パーソナルなウェディングやサービスを提供すべく、スタッフの人間力・接客力向上を目的とした社内外の研修、独自の営業支援システムを活用した情報収集力・分析力を強化し、各施策に積極的に取組んでまいりました。また、ウェディング市場のシェア拡大に向けて、潜在的な顧客ニーズを掘り起こす手段としてデジタルマーケティングを内製化し、集客力の向上、売上高の拡大に努めてまいりました。


 以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は5,156百万円(前年同四半期比5.0%増)、営業利益は436百万円(同20.6%増)、経常利益は442百万円(同19.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は286百万円(同58.8%増)となりました。


 当社グループは、お客さまや株主の皆さまをはじめとしたステークホルダーの方々の高いご期待に応えるべく、より一層の人財育成とお客さまのニーズの多様化に対応できる経営を志向することによって、企業の継続的な発展と企業価値の向上を図ってまいります。


 今後も社会の公器としての使命と責任を重く受け止め、全社一丸となって経営理念の浸透と実践に努め、ウェディング業界のリーディングカンパニーを目指す所存でありますので、株主・投資家の皆さまにおかれましては、引き続き、ご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
 

2024年3月14日

代表取締役会長兼社長CEO 金子和斗志