当中間連結会計期間(2024年11月1日から2025年4月30日まで)におけるわが国経済は、企業収益の改善を背景に、設備投資に持ち直しの動きがみられました。また、雇用・所得環境の改善により個人消費も回復傾向を示しております。一方で、企業物価及び消費者物価の上昇が続いており、依然として先行き不透明な状況が続いております。


 ウェディング業界におきましては、2024年の婚姻件数が48万組(厚生労働省「2024年 人口動態統計月報年計(概数)の概況」)と前年と比べ約1万組増加いたしました。結婚適齢期人口の減少という構造的な課題は依然としてあるものの、挙式・披露宴件数は底堅く推移しており、ゲストハウス・ウェディング市場も概ね堅調に推移しております。


 このような状況の下、結婚式に対する価値観の多様化が広がるなかで、当社グループはスタッフの人間力・接客力向上を目的とした社内外の研修、独自の営業支援システムを活用した情報収集力・分析力を強化し、各施策に積極的に取組んでまいりました。また、ウェディングのブランド化の推進を担う専門部署を設立し、ウェディングに対する価値を高めると共に集客力・受注力の向上、売上高の拡大に努めてまいりました。


 以上の結果、当中間連結会計期間の売上高は10,505百万円(前年同期比4.5%減)、営業利益は360百万円(同62.4%減)、経常利益は379百万円(同61.0%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は197百万円(同68.4%減)となりました。

 当社グループは、お客さまや株主の皆さまをはじめとしたステークホルダーの方々の高いご期待に応えるべく、より一層の人財育成とお客さまのニーズの多様化に対応できる経営を志向することによって、企業の継続的な発展と企業価値の向上を図ってまいります。


 今後も社会の公器としての使命と責任を重く受け止め、全社一丸となって経営理念の浸透と実践に努め、ウェディング業界のリーディングカンパニーを目指す所存でありますので、株主・投資家の皆さまにおかれましては、引き続き、ご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
 

2025年6月12日

代表取締役会長兼社長CEO 金子和斗志