当第1四半期連結累計期間(2024年11月1日から2025年1月31日まで)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に個人消費や企業の設備投資は緩やかな回復の動きがみられ内需環境は改善傾向にあります。しかしながら、今後の米国の政策動向や中東地域をめぐる情勢等、外需環境の不確実性の高まりにより依然として先行き不透明な状況が続いております。


 ウェディング業界におきましては、2023年の婚姻件数が47万組(厚生労働省「2023年 人口動態統計速報の年間推計」)と前年と比べ3万組減少しており、結婚適齢期人口の減少を背景に、挙式・披露宴件数は緩やかに減少傾向にあるものの、ゲストハウス・ウェディング市場は概ね底堅く推移しております。


 このような状況の下、結婚式に対する価値観の多様化が広がるなかで、当社グループはスタッフの人間力・接客力向上を目的とした社内外の研修、独自の営業支援システムを活用した情報収集力・分析力を強化し、各施策に積極的に取組んでまいりました。また、ウェディングのブランド化の推進を担う専門部署を設立し、ウェディングに対する価値を高めると共に集客力・受注力の向上、売上高の拡大に努めてまいりました。


 以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は4,967百万円(前年同四半期比3.7%減)、営業利益は178百万円(同59.2%減)、経常利益は185百万円(同58.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は111百万円(同60.9%減)となりました。

 当社グループは、お客さまや株主の皆さまをはじめとしたステークホルダーの方々の高いご期待に応えるべく、より一層の人財育成とお客さまのニーズの多様化に対応できる経営を志向することによって、企業の継続的な発展と企業価値の向上を図ってまいります。


 今後も社会の公器としての使命と責任を重く受け止め、全社一丸となって経営理念の浸透と実践に努め、ウェディング業界のリーディングカンパニーを目指す所存でありますので、株主・投資家の皆さまにおかれましては、引き続き、ご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
 

2025年3月13日

代表取締役会長兼社長CEO 金子和斗志